神様さえも朽ちらせる忌わしき呪物

 「…~!!」

 怯えた様な瞳を浮かべたロキを、龍雨は見逃さない。

 地面に落ちたミッシェルの死体を眺めるシャクナは声をかけようとロキに近づくも無視された。

 「生きられないくせに、死ねないなんて、ミッシェルはバカだよ」

 ただ一言。

 死体となったミッシェルに背を向け、弔うロキが呟きその場を離れた。


< 101 / 129 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop