神様さえも朽ちらせる忌わしき呪物

 何度刺しても怒りが収まることはないと知っているから、火をつけた。

 消し炭になってしまえ。

 この世にいたことすら残さないように。

 どうせ、マスターに見つけられたということはこの世に必要ないと言うことなのだから。

 
< 108 / 129 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop