神様さえも朽ちらせる忌わしき呪物

 優しいマスターの心を動かしたのだから、相応な罪だろう。

 そんなシャクナの行為を遠巻きに眺め、ロキが深く溜息を吐いていることも知らず、シャクナは笑っていた。


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