神様さえも朽ちらせる忌わしき呪物

 (Ⅱ)

 「まったく!マスターの心の広さに感謝するべきです!大体ロンユウは何時だって適当すぎます!」

シャクナの説教を聞き流していた龍雨は、気がついたミッシェルを見た。

「あ、ミッシェルさん。マスター、ミッシェルさんの意識が戻りましたよ」


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