大好きだよ~私の初恋~

「実はぁ…」

私は 耳を疑った

「えっ!?」

どうして…

どうして… 
胸が締め付けられるような感じ

「びっくりしたよね!?」

私は 声がでらなかった

「ずっーと 好きだったんだ… 彼 人気あるからさぁ~ なかなか 告れなくって…」


全身で ”嫌だ” と悲鳴がでてる


でも 涙がでない 
胸がこんなにも 張り裂けそうなのに…


「03年だし… 最後だから頑張ろうかな… 見ているだけじゃぁなくって!!」

綾乃は 微笑んだ

私も 微笑んだ

自分の気持ちに
”偽って”…

「頑張れ…」

心から そう思ってもないのに…
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