涙桜
新「おっ!瑞樹きたな!!もうはじまっちまってるから空いてる席に座ってくれ!!」
瑞「はい。」
空いてる席は二つ。
土方さんの隣と、沖田先輩の隣。
私は一瞬迷い、沖田先輩の隣に座る。
「沖田先輩。お隣失礼します。」
沖「あれ、僕の隣でいいの?」
瑞「はい。沖田先輩の隣がいいんです。」
そして私たちは楽しくすごした。
時々原田先輩や平助くんも私の所へ来ていろいろな芸を見せてくれた。
懐かしい。
屯所で過ごした時を思い出す。
「すみません、私ちょっとお手洗いに行ってきます。」
沖「うん。気を付けてね。」
ぱたんと扉を閉めて廊下を歩く。
すると向こう側から土方さんが歩いてくる。
きゅうっと胸が痛くなる。
そして、無言ですれ違う。
一瞬、土方さんがこちらを見た気がしたが私を下を向く。
このまま、一生すれ違うのかな?
近くに居ても、私だけが一方的にあなたを思っている。
あの記憶は私だけのものなのでしょうか?
そう思うと涙が零れる。
そして私はそっと外へ出る。
桜の木の前に立つ。
「なにも、変わらないはずなのになあ・・・・」
わたし達の愛は、時に負けてしまうのでしょうか?
瑞「はい。」
空いてる席は二つ。
土方さんの隣と、沖田先輩の隣。
私は一瞬迷い、沖田先輩の隣に座る。
「沖田先輩。お隣失礼します。」
沖「あれ、僕の隣でいいの?」
瑞「はい。沖田先輩の隣がいいんです。」
そして私たちは楽しくすごした。
時々原田先輩や平助くんも私の所へ来ていろいろな芸を見せてくれた。
懐かしい。
屯所で過ごした時を思い出す。
「すみません、私ちょっとお手洗いに行ってきます。」
沖「うん。気を付けてね。」
ぱたんと扉を閉めて廊下を歩く。
すると向こう側から土方さんが歩いてくる。
きゅうっと胸が痛くなる。
そして、無言ですれ違う。
一瞬、土方さんがこちらを見た気がしたが私を下を向く。
このまま、一生すれ違うのかな?
近くに居ても、私だけが一方的にあなたを思っている。
あの記憶は私だけのものなのでしょうか?
そう思うと涙が零れる。
そして私はそっと外へ出る。
桜の木の前に立つ。
「なにも、変わらないはずなのになあ・・・・」
わたし達の愛は、時に負けてしまうのでしょうか?