変わった同居人


その夜。




「何かあったのか?」




気づけば淡島さんが私の顔を心配そうに覗き込んでいた。


いつ並べたか分からない食事の皿。




「あ……おかえりなさい…?」




「それさっき聞いた。」




どうやら無意識にあいさつはしていたらしい。


ということはこの皿も自分で並べたのか…


……ダメだ。全く記憶にない。
< 125 / 355 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop