変わった同居人
「希が"私の家"って言ってくれたから。」
「あっ……」
「俺は嬉しい。
いつでも呼べば良い。」
そうして淡島さんは私に優しい眼差しを向けてくれた。
「あ、ありがとうございます!!」
「ところで勉強会はいつなんだ?」
「まだ未定です。」
「俺が居ない方が良いよな?」
「どうしてですか?」
「気まずくないか…?」
ここは淡島さんの家だ。
気なんか遣わなくて良いのに。どこまで気配りするのだろうか?
「淡島さんは週末お休みですよね?」