変わった同居人
「ただいま。」
お菓子を食べ終え始めた頃、漸く淡島さんが帰って来た。
「おかえりなさい。」
見ると淡島さんは汗をかいていた。
「あ、淡島さんお風呂にしますか?」
「悪いがそうさせてもらう。」
「今から洗ってお湯ためるので少し待ってもらえますか?」
「いや、シャワーで良い。」
淡島さんは和室へ入り服を取りに行った。
和室はリビングの奥にある部屋だ。淡島さんの着替えはそこに置いてある。私の着替えは自分の部屋にある。
「んじゃあ、俺らそろそろ帰るな。」
すくっと樫木が立ち上がる。