変わった同居人
「タマー、今日はこの前遊びに来た樫木という人も一緒にお散歩するよー」
タマの頭をクシャクシャ撫でながら言った。
「宜しくな、タマ。」
ニカッと笑って私と同じ様に屈んでタマに挨拶をしている。
「ワン!」
私の時みたいに飛びつくことはしないまでも、それでもやはりしっぽをフリフリして、樫木の周りをグルグル回り始めた。
……可愛い。
やっぱりタマと居ると落ち着くなぁ…
いや、癒されると言った方が正しい気がする。