変わった同居人
私は受けて立つことにした。
「分かった。
じゃあ、樫木。ちょっと止まってこっち向いて。」
向かい合わせの形となる。
タマ、ちょっと待っててね。
「「……………」」
私はじっと樫木を観察した。
するとみるみる内に樫木の頬が赤くなる。
「ちょい待ち!!ストップ!!一時中断!!こっち見んな!!」
樫木は顔を横に逸らし、腕で顔を覆った。
「……樫木、にらめっこしてるわけじゃないから、笑っても良いんだよ?」
口がモゴモゴしてた。