変わった同居人


「父親のレールに敷かれるのが嫌で…自立して借金しながら勝手に店を建てて働いてた。」




反抗期って…コレに関係するのかもしれない。




「別に親父はそうかって一言言っただけで…母親も好きになさいってあっさり承諾は得てた。」




よく分からないけれど…そういうのって跡取りとかで厳しいものではないのかな?




「俺の父も母も放任主義だ。若くして俺を産んだからまだ引退するような時期じゃないしな。」




多くは語らなかったけれど、きっと淡島さんは…寂しかったのかもしれない。


何となくそう思った。




「……だけど、雪路さんの証拠品の件で父親に力を貸してもらった。」




もしかして…
< 343 / 355 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop