変わった同居人
「父親のレールに敷かれるのが嫌で…自立して借金しながら勝手に店を建てて働いてた。」
反抗期って…コレに関係するのかもしれない。
「別に親父はそうかって一言言っただけで…母親も好きになさいってあっさり承諾は得てた。」
よく分からないけれど…そういうのって跡取りとかで厳しいものではないのかな?
「俺の父も母も放任主義だ。若くして俺を産んだからまだ引退するような時期じゃないしな。」
多くは語らなかったけれど、きっと淡島さんは…寂しかったのかもしれない。
何となくそう思った。
「……だけど、雪路さんの証拠品の件で父親に力を貸してもらった。」
もしかして…