変わった同居人
「三者面談?」
夜9時。
定時にピッタリ帰宅して来た淡島さんはご飯を食べながら私の話に耳を傾けてくれた。
「…はい。この日付で都合つきますか?」
私の中学は先生が勝手に割り振りし、都合のつかない場合は申し出るという制度だ。
だから面談の予定日は1ヶ月前に配られる…
はずなのだが、
「景子さんが都合の良い日をこの日に選んでしまったんです…」
そう、まさかこんなお引っ越しがあるとは思っていなかったため、景子さんの都合で面談日を提出してしまっていた。
「俺は構わない。」
淡島さんはぶっきらぼうだけれど、そう答えてくれた。