変わった同居人
日常
それからというもの、私は勉学に励むことにした。
定期テスト前には勉強をしていたが、それ以外はしていなかった。
進学と決まった以上やらなければ。
私が目指すのは公立の高校。私立は勿論考えていない。
この辺りでは有名な進学校でも、不良校でもない中レベルの高校である。…それでも2年分のサボった量は痛い。
授業はほとんど窓の外を見る時間として過ごしていたし、部屋にこもっている時も何もせずに寝ているだけだった。
「まさに青天の霹靂だ。」
タマの散歩を終え、私は夕飯を作りながらポツリとそんな独り言を呟いた。
ちなみに勉強は夕飯を作り終えてからする。