ペーパースカイ【完結】
そう。苺の言う通り、有希は誰とでもエッチする。
これもまた有名な噂話らしかった。
初体験は小六。
中二の夏休み中に初妊娠、そして…初中絶。
「あ、それほんとだよ」
屈託なくケロッと答える有希に、私は驚いて何も言えなかった。
「あたしってねー、全然モテないけど、やりたがってる男には、すっごいモテるの。
犬がオシッコひっかける、お気に入りの電柱みたいなもんかもねー」
魔がさした。とは言えない。
私は、確信犯だ。
陽司じゃない男の子に、触って欲しかった。
そのために、有希の誘いに乗ったのだから。
そして、望み通り、知らない男の子に触られ、ときめいた。
だけど一番ときめいたのは、昨夜エッチをする前にした、アツシ君との初めてのキス。
身体中の骨がとろけていくような、長い長い長いキスだった。
「輪子ちゃんスゲーいい。やっぱめっちゃかわいー」
「………」
ギュッと抱きしめられ、唇に軽くキスを当てられた。
「昨日みたいに、もう一回していい?」
「ん…うん…」
と、その時。
これもまた有名な噂話らしかった。
初体験は小六。
中二の夏休み中に初妊娠、そして…初中絶。
「あ、それほんとだよ」
屈託なくケロッと答える有希に、私は驚いて何も言えなかった。
「あたしってねー、全然モテないけど、やりたがってる男には、すっごいモテるの。
犬がオシッコひっかける、お気に入りの電柱みたいなもんかもねー」
魔がさした。とは言えない。
私は、確信犯だ。
陽司じゃない男の子に、触って欲しかった。
そのために、有希の誘いに乗ったのだから。
そして、望み通り、知らない男の子に触られ、ときめいた。
だけど一番ときめいたのは、昨夜エッチをする前にした、アツシ君との初めてのキス。
身体中の骨がとろけていくような、長い長い長いキスだった。
「輪子ちゃんスゲーいい。やっぱめっちゃかわいー」
「………」
ギュッと抱きしめられ、唇に軽くキスを当てられた。
「昨日みたいに、もう一回していい?」
「ん…うん…」
と、その時。