ペーパースカイ【完結】
「あ、ごめん。幸太、あたしのバッグから携帯出して?」
「ん」
メールを確認した。一件。輪子パパからだった。
『苺ちゃん、お仕事お疲れ様。
最近は、家にもよく遊びに来てくれて、輪子もおじさんも大変喜んでいます。
いつもどうもありがとう。
実は、昨日の夜から輪子が熱を出してしまって寝込んでいます。
おじさんは、今日帰れる時間が早くても十一時頃になりそうです。
もしも時間があったらでいいので、よかったら輪子に、
顔を見せに行ってやってください。
おじさんも、できるだけ早く帰ります。』
「えっ」
思わず、小さな声が出た。
「なに?どうした?」
幸太にも、聞こえたらしい。
「う、うん……」
どうしよう。どうしよう。
輪子、大丈夫かな?
N池公園の帰りに、雨に降られたのがまずかったのかな??
(ううん。そうじゃないとしても)
輪子ママが亡くなってからずっと、輪子は精神的にかなり参ってたに違いないし。
その疲れが出ちゃったのかな……
「ん」
メールを確認した。一件。輪子パパからだった。
『苺ちゃん、お仕事お疲れ様。
最近は、家にもよく遊びに来てくれて、輪子もおじさんも大変喜んでいます。
いつもどうもありがとう。
実は、昨日の夜から輪子が熱を出してしまって寝込んでいます。
おじさんは、今日帰れる時間が早くても十一時頃になりそうです。
もしも時間があったらでいいので、よかったら輪子に、
顔を見せに行ってやってください。
おじさんも、できるだけ早く帰ります。』
「えっ」
思わず、小さな声が出た。
「なに?どうした?」
幸太にも、聞こえたらしい。
「う、うん……」
どうしよう。どうしよう。
輪子、大丈夫かな?
N池公園の帰りに、雨に降られたのがまずかったのかな??
(ううん。そうじゃないとしても)
輪子ママが亡くなってからずっと、輪子は精神的にかなり参ってたに違いないし。
その疲れが出ちゃったのかな……