ペーパースカイ【完結】
昨夜。
輪子ちんに食い下がって、ついに一哉君に告られたって話聞いて。
「結婚」って言葉で、頭がいっぱいになってたあたし。
一哉君、かっこいーじゃん!!って、思ってたあたし。
だから聞き間違いかと思ったけど、ママは本気で「結婚する」って言ってるのか。
ふぅん。
「んで?よーするに、あたしを家から追い出して、
二人っきりで新婚セーカツしたいって事???」
あたしの言葉にピクリと反応して、ゆっくりと振り向いたママ。
すっかりその顔、ばっちりフルメイク。
&ちと、怖い表情。
「そんな事、一言も言ってないでしょ?このまま家にいて、
ママと新しいお義父さんと暮らすか、一人暮らしするか、どっちがいい?って
そう聞いてるだけよ」
「………」
またしても、絶句。
何が「お義父さん」なんだか。
この歳になって、そんなもん、いるもんか。
「出てくよ、じゃあ。でもお金ないから引越し費用ちょうだい。
そんで、そのママの恋人って人が来る前に、引っ越させてよ」
顔も見たくない。
見せたくも、ないやい。
輪子ちんに食い下がって、ついに一哉君に告られたって話聞いて。
「結婚」って言葉で、頭がいっぱいになってたあたし。
一哉君、かっこいーじゃん!!って、思ってたあたし。
だから聞き間違いかと思ったけど、ママは本気で「結婚する」って言ってるのか。
ふぅん。
「んで?よーするに、あたしを家から追い出して、
二人っきりで新婚セーカツしたいって事???」
あたしの言葉にピクリと反応して、ゆっくりと振り向いたママ。
すっかりその顔、ばっちりフルメイク。
&ちと、怖い表情。
「そんな事、一言も言ってないでしょ?このまま家にいて、
ママと新しいお義父さんと暮らすか、一人暮らしするか、どっちがいい?って
そう聞いてるだけよ」
「………」
またしても、絶句。
何が「お義父さん」なんだか。
この歳になって、そんなもん、いるもんか。
「出てくよ、じゃあ。でもお金ないから引越し費用ちょうだい。
そんで、そのママの恋人って人が来る前に、引っ越させてよ」
顔も見たくない。
見せたくも、ないやい。