金色の師弟
見た目は小柄で幼いが、その小さな身体から放たれる斬撃は素早くかわしにくい。
若き剣士は、自身の長所をよく理解していた。
ルイも先程の部屋着から着替えているので、鎧さえ付ければ今にも出陣が可能である。
海のように穏やかな青の衣裳は一枚で着ることが出来、丈は膝上までしかなかった。
両サイドには浅いスリットがあり、太股を覗かせている。
靴はくるぶしまでしかないため、健康的に引き締まった足が惜し気もなく晒されていた。
二人は空いている席を探して食堂内を歩き回る。
歩いている途中、誰かがルイの裾を掴んだ。
「ルイ」
「アデルさん!」
朝はそのままにしていた髪を、アデルは後ろで緩く結んでいる。
師匠を見つけて喜ぶルイに、カトルも足を止めた。
そしてアデルに気付き、軽く頭を下げる。
「席ないんだろう?二人ともここに座れ」
「よろしいのですか?」
アデルが示した目の前の席は、幸運にも二つ空いていた。
ルイが首を傾げると、おかしそうにアデルが笑う。
「悪いのなら誘わないさ」
それもそうだと納得し、ルイはその言葉に甘え席に付く。
ルイが座るのを見て、カトルも席に付いた。