☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
しかしわたしの心には、迷いがあった。


遠くの高校でも、もしまた同じようなことがおきたとしたら・・・。


またひどいことをされたら・・・。



「行ってみて、合わなかったら、中退してもいいから。」


お母さんはそう言った。


「赤ちゃんのためにも・・・、高校に行くこと、考えてくれる・・・?」




わたしは決めた。


わたしは美幸を失った。


だからこそ、美幸のためにがんばろうと。


美幸は天国から、わたしを応援してくれている。


わたしは前に進まなければならない。



わたしはお母さんの言葉にうなずいた。




まずは受験勉強をして、高校受験をしよう。


それから先のことは、まだ分からない。


でももう死のうなんて思わない。


生きよう。


美幸のためにも生きて、自分の人生を切り開いていこう。



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