☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
気づけばもう12月。


今年もクリスマスがやってくる。


クリスマスはわたしの誕生日でもある。


そういえば、かっちゃんと付き合いはじめてしばらくたった頃、今年のクリスマスはクリスマスパーティーもかねて、わたしの誕生日パーティーをしてくれると、かっちゃんが約束してくれたんだっけ。


その約束が果たされることは、これから先もないだろう・・・。




かっちゃんからは、もう電話もメールも来なくなった。


わたしも連絡をしようとはしなかった。


わたしたちの関係は、そうやって消滅した。



もしかしたらかっちゃんには、他に好きな子ができたのかもしれない。


あまり考えたくはないけれど、ひょっとしたら利栄子と付き合いだしたのかもしれない。




中学校に入学して、初めてかっちゃんの制服姿を見たとき、


バスケでかっちゃんがシュートを決めたとき、


廊下ですれ違ったときに、かっちゃんと目が合ったとき、


かっちゃんから好きだと告白されたとき、


わたしの胸はときめいた。



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