☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
『あたしもお母さんがだーい好き!』


美幸は嬉しそうに笑った。


それから美幸はふわーっと浮き上がって、わたしの腕から離れ、光とともに再び天国へと帰っていった。





朝になって目を覚ましたとき、枕は濡れていたけれど、わたしの顔には涙のあとはついていなかった。


本当に美幸が天国から降りてきて、わたしの涙をふいてくれたのだと、わたしは思った。




わたしはベッドから起き上がると、窓辺に行き、カーテンを開けた。


カーテンの向こうには、青空が見える。


わたしは青空を見上げ、天国の美幸のために、優しく微笑みかけた。


そしてありがとうと、心から美幸に言った。





< 121 / 392 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop