☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
「わたしさぁ、初めて美里を見たときから、美里と友達になりたいって思ってたんだ。」


梓は言った。


「どうして?」


わたしはたずねた。


「うーん・・・、なんていうか、美里にはわたしと似てるところがあるって、感じたからかな・・・。」


「似てるところ・・・?」


わたしと梓は、見た目も性格も全然違う。


わたしたちに似ているところなんて、あるのだろうか・・・?



「うん。心に何か重たいものを、抱えているようなところかな・・・。」


梓は言った。



わたしは梓を見ていて、そのようなものを感じたことは、一度もなかった。


何でも率直に自分の意見を言えるところが、かっこいいと思っていた。


しかしそれは、わたしがただ梓の表面しか見ていなかっただけなのかもしれない・・・。




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