☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
ときどき右折や左折をしながら、道路を走りつづけること三十分、


それまで遠くに見えていた山々が大きく近づいてきて、山々を背にしてゆっくりと回る観覧車が見えた。


遊園地はもうすぐそこだった。




「お嬢様方、着きましたよ。」


剛は遊園地の駐車場に車を止めると言った。


「さぁ、行こうよ!」


梓の号令とともに、わたしたち三人は車のドアを開けて、外に出た。



遊園地もプールと同様、ものすごい人、人、人だった。


皆、夏休みで遊びに来ているのだろう。





わたしと梓、剛の三人は、ティーカップに乗ったり、空中で回転する乗り物に乗ったり、色んな乗り物に乗って楽しんだ。


もちろん観覧車にも乗った。


観覧車に乗って、一番高い位置まで来たとき、わたしは太陽が輝く青空を見上げた。


ここはどこよりも、空が近い。


天国にも近いのかな。そう思いながら、剛のほうを見てみると、彼も空を見上げていた。


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