☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
学校から家に帰ってきたとき、わたしはお母さんの様子がいつもと違うことに気づいた。


ひどく困り果てたような、やつれた表情をしている。


お母さんはわたしが帰ってくるなり、ダイニングルームの椅子に座らせた。




「美里、あんた、最近様子がおかしいから、病院に連絡してみたんだけど・・・、」


お母さんの声は、少し震えているようだった。


「妊娠したって本当なの・・・?」



わたしはごくりとつばを飲み込んだ。


ついにお母さんが知ってしまった。


ずっと隠し通せるなんて、思っていなかった。


隠そうとするなんて、ただ現実逃避をしているだけだと分かっていた。


でもいざお母さんと向かい合うと、言葉が出てこない・・・。




「相手は克之くんなの・・・?」


お母さんはわたしとかっちゃんが、互いの家をよく行き来していたことを知っている。


付き合っていることは、お母さんには話していなかったけど、わたしたちが仲が良かったことはよく知っている。


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