☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
わたしはバッグの中から携帯電話を取り出した。


剛もカバンの中から、携帯電話を取り出す。


わたしたちは、互いの携帯番号を交換した。



「それじゃあ、おやすみ。」


そう言うと、剛は手を振った。


「おやすみなさい。」


わたしも手を振った。


剛はもう一度手を振ると、自転車に乗って、今来た道を逆方向に走り始めた。


わたしは自転車に乗って走る、彼の後姿を見送っていた。




お風呂から上がって、ドライヤーで髪をかわかそうとしたとき、携帯メールの受信を知らせる着信音が鳴った。


見てみると、剛からだった。


『今、アパートに帰ったところ。今日は、わざわざハンカチ届けにきてくれてありがとう。』


絵文字のないシンプルなメール。


まぁ、大人の男の人がたくさん絵文字を使っていたら、かえって変なのかもしれないけど・・・。


わたしはさっそく返信メールを書いた。


わたしも絵文字は使わずに、星マークくらいにしておこう。




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