☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
「これですっかり、クリスマス気分に浸れるなぁ。」


剛が飾りつけを見ながら言った。


「パーティーには、お兄ちゃんも参加するよね?」


梓はたずねた。


「うん、するよ。」


剛は答えた。


「イブは特に予定ないし。それに何しろここ、おれの部屋だしさ。


美里ちゃんは信用できるけど、梓は何をやらかすか分からないから、ちゃんと監視しとかないといけないし!」


「剛お兄さんは、イブに一緒に過ごす人とかいないの?」


わたしは何気なく、剛にたずねてみた。


今まであまり考えたことがなかったけれど、剛は優しいし、年齢的にも当然、彼女がいてもおかしくない・・・。




突然、周りの空気が凍ってしまったような感じがした。


剛の顔に一瞬、悲しげな表情が浮かんだような気がしたが、すぐにそれは消えた。


梓の顔には明らかに、当惑の色が浮かんでいる。



わたし、何か悪いこと、聞いちゃったのかな・・・・。


そう思っていると、


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