☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
「ねぇ、美里の誕生日って、確か今月って言ってたけど、何日なの?」


ふいに梓がたずねた。


「12月25日。」


わたしは答えた。


「美里ちゃんの誕生日って、クリスマスなんだね!」


剛が声を上げた。


「すごーい!クリスマスが誕生日なんて、いいね!」


梓も声を上げた。


「どうかなぁ。」


わたしは言った。


「誕生日がクリスマスだから、クリスマスプレゼントと誕生日プレゼントが一緒になることが多くて、たまにプレゼントを一つもらいそこねたような気になるんだよね。」


「じゃあ、おれは、プレゼント、ちゃんと二つ用意しとくよ。」


剛は言った。


「うん。わたしも!」


梓も言った。


「えっ、二人ともそんな、プレゼント二つも買わなくていいよ。さっき言ったこと、冗談だから!」


わたしは慌てて二人にそう言った。




「今年のクリスマスパーティーは美里も一緒だから、楽しみだなぁ。」


梓は紅茶に砂糖を足しながら言った。


「ねぇ、クリスマスイブはお兄ちゃんちに泊まっていい?」


「別にいいけど。」


剛は答えた。


< 235 / 392 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop