☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~

クリスマスイブ当日の夕方。


わたしは衣装ダンスを開けて、かたっぱしから洋服を取り出しては、どれを着ようか迷っていた。


パーティーと言っても、一緒に参加するのは剛と梓だけだし、あまり派手な服装をするのはかえって変かもしれない・・・。


そう思いつつも、よそいきの真紅のワンピースに目がいってしまう。


これを着たら、剛がかわいいと言ってくれそうな気がする・・・。


でも・・・、そんなことを考えている自分がちょっと腹立たしい・・・。


だからやっぱり、こっちにしよう・・・。


わたしは銀色のラメ糸の入った白いモヘアのセーターと黒いスカートを手に取った。




家を出る前に、わたしは美幸のためにクリスマスケーキをお供えした。


窓辺は、クリスマスの飾り物で、きれいに飾られている。


わたしはキャンドルに火を灯し、美幸にお祈りした。



今日はクリスマスイブ。


お母さんはこれから、パーティーに行ってくるね。


本当は美幸も一緒に、パーティーに連れていければいいんだけど・・・。


このケーキを食べてね。


甘くておいしいよ。



わたしはキャンドルの火を吹き消し、立ち上がって、部屋を出た。


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