☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
「おまえ、一体いくつだと思ってるんだ。」


「だって、どんな味か飲んでみたいんだもん。」


「子供が飲んでも、渋いだけだよ。」


「わたし、もう子供じゃないよ。こんなに背伸びたし。」


「未成年はだめ。」


そう言うと、剛はミニボトルに残っていたワインを、すべて彼のグラスにそそいだ。


「あーっ!お兄ちゃんのけち。」


梓はからになったミニボトルを見つめて言った。


「それにしても、剛お兄さんって、全然酔わないんだね。」


わたしは剛に言った。


剛の顔は、まったく赤くならない。


ミニボトルだから、飲んだワインの量が少ないからかもしれないけど。



「まあね。」


剛は言った。


「もともとおれは、酒強いから。おふくろは、めちゃくちゃ酔っ払うけど。」


「うちのパパもね。」


梓が付け加えた。


「パパとママが酔っ払うと、うちはいつも大混乱だよ。二人とも、大声で歌いだすんだもん。」


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