☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
わたしは呆然として、花束を見つめ、つづいて剛の目を見つめた。


剛はわたしに花束を差し出して、こう言った。


「美里ちゃん、きみが好きだ。おれの彼女になって下さい。」



わたしは驚きのあまり、言葉を発することも、動くこともできなかった。


ただ剛の目を見つめ返すことしかできなかった。




「でも・・・、わたしは剛お兄さんにとって・・・、もう一人の妹みたいだって・・・。」


わたしはやっとのことで口を開くと、小さな声でそう言った。


「最初はね。」


剛はやや緊張気味に、静かに微笑んだ。


「美里ちゃんは本当に妹みたいだったし、おれもずっと兄貴でいるつもりだった。

でも・・・、人の心って、どうしようもなく変化してしまうことがあるんだよな・・・。


そうならないはずだと思っているのに、そうなってしまう・・・。

もう誰も好きにならないと思っていたのに、好きになってしまっている自分がいて・・・。


おれ、美里ちゃんのこと、もう妹としては見れないんだ・・・。

もう一人の妹みたいな存在なんだって、自分に言い聞かせても、もうだめなんだ・・・。」


剛は深く息をつくと、再びわたしの目を見つめた。


「美里ちゃんは・・・、おれのこと・・・、やっぱり兄貴としてしか見れないかな・・・?

男として、見ることはできないかな・・・?」


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