☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
このときすでに、由衣の顔には母としての自覚と、赤ちゃんを育てていくという強い決意が浮かんでいた。


「高校中退することになっても?」


「うん・・・。」


「これからの人生、赤ちゃんのために生きることになっても?」


「うん。」


「赤ちゃんを育てる自信は?」


「自信はあるとは言えないけど・・・、でも努力して、絶対に育ててみせる。」


「なら、産んで育てる覚悟はあるんだね。」


梓は由衣の目を見つめて言った。


「うん。」


由衣は大きくうなずいた。


「由衣、相手は誰なの・・・?」


わたしは由衣にたずねた。


「晃司くん・・・。」


由衣は答えた。



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