☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
「分かったよー。言うから!」


わたしは剛のひざの上で、笑い転げながら言った。


くすぐっていた剛の手がぴたりと止まった。


わたしは大きく息をすいこむと、こう言った。


「わたしの夢はね、これからもずっと好きな人と一緒にいること。そして・・・、いつか・・・、赤ちゃんを産みたい・・・。」


言い終わって、どきどきしながら剛のひざの上でじっとしていると、剛は後ろから腕を回して、わたしをぎゅっと抱きしめた。


「その夢は、必ずかなうよ。」


剛はそう言って、わたしの髪に唇を押し当てた。


それからそっと、わたしをソファーの上に寝かせると、わたしの顔や首筋に優しくキスをしてくれた。





剛とこれからもずっと一緒にいることがわたしの夢だけど、先生から渡された進路調査の用紙に、そう書くわけにもいかず、わたしは毎日ひたすら進路のことを、考えつづけていた。


両親や先生は当然のことのように、大学に行くことをすすめている。


でも行きたい大学がないのに、大学進学希望と書くのは、何だかおかしい気がする。


わたしが将来やりたいこと。


進むべき道。


それは一体、どんな道なのだろうか・・・?


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