☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
「あのさ、おれたち、元通りにはなれなくても、仲直りはできるかな・・・?」


かっちゃんは、そっとたずねた。


「仲直りなら・・・、もうできてるよ。」


わたしは言った。


「そうだな・・・。」


かっちゃんはうなずいた。



「じゃあな。」


かっちゃんはそう言って、くるりと向きを変えると、玄関ドアを開けて、外に出て行こうとした。


かっちゃんの後姿が、ドアの向こうへと消えていく。




待って・・・。


かっちゃんに、どうしても言っておきたいことがある・・・。


わたしは急いでサンダルをはき、玄関ドアを開け放った。



「かっちゃん、」


わたしはかっちゃんを引き止めた。


かっちゃんは立ち止まり、こちらを振り返った。


「あのね・・・、一つお願いがあるんだけど・・・。」


「うん、何?」


かっちゃんは玄関ドアのところに戻ってくるとたずねた。


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