☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
3
秋になってからも、ますます受験勉強で忙しい日々がつづいていた。
でも一日だけ勉強からはなれて、わたしは剛と遠出した。
行き先は、もちろんあの空が近い場所だ。
わたしたちにとって、あの場所は大切な場所。
毎年秋には、必ず行く場所となっている。
夕日が地平線の向こうに沈むのを見送ってから、バイクに乗り、わたしたちの住む街へと急ぐ帰り道。
わたしたちは、いつもとは別の道を通って帰った。
いつも通る道路が、午後から工事中で、通行止めになっていたからだ。
バイクの上から、見たことのない景色を眺めていたとき、ふとわたしの目に、道端に建つ石でできた小さなお地蔵様の姿が飛び込んできた。
「剛、ちょっと止めてもらってもいい?」
わたしは剛に頼んだ。
「うん、いいけど。」
剛はそう言って、バイクを道路脇に止めた。
わたしたちはバイクから降りて、一緒にお地蔵様の前に行った。
お地蔵様は優しい顔で微笑んでいる。
わたしは美幸の供養のために、お寺の地蔵堂に行ったときのことを思い出していた。
でも一日だけ勉強からはなれて、わたしは剛と遠出した。
行き先は、もちろんあの空が近い場所だ。
わたしたちにとって、あの場所は大切な場所。
毎年秋には、必ず行く場所となっている。
夕日が地平線の向こうに沈むのを見送ってから、バイクに乗り、わたしたちの住む街へと急ぐ帰り道。
わたしたちは、いつもとは別の道を通って帰った。
いつも通る道路が、午後から工事中で、通行止めになっていたからだ。
バイクの上から、見たことのない景色を眺めていたとき、ふとわたしの目に、道端に建つ石でできた小さなお地蔵様の姿が飛び込んできた。
「剛、ちょっと止めてもらってもいい?」
わたしは剛に頼んだ。
「うん、いいけど。」
剛はそう言って、バイクを道路脇に止めた。
わたしたちはバイクから降りて、一緒にお地蔵様の前に行った。
お地蔵様は優しい顔で微笑んでいる。
わたしは美幸の供養のために、お寺の地蔵堂に行ったときのことを思い出していた。