☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
わたしたちは避妊のことを話し合って、避妊効果が高いピルと、念のためコンドームも使用することにした。


わたしは、あの院長のいる産婦人科に行った。


問診のあと、院長からピルについての説明を受け、それから薬を処方された。


院長に医学部を目指していることを伝えると、院長は合格するといいですねと、言ってくれた。






クリスマスイブの三日前、わたしは剛のアパートに行き、二人でクリスマスの飾りつけをした。


クリスマスツリーに飾りをぶらさげていくのは、楽しい作業だ。


最後にツリーのてっぺんに金色の星を乗せ、クリスマスツリーは完成した。


すべてのドアにリースを飾り、剛の部屋はすっかりクリスマス気分一色となった。



両親には、今年もクリスマスイブにパーティーをすることは話しておいたけれど、剛と二人きりで過ごすことは、内緒にしておいた。


両親はわたしが剛と付き合っていることを認めてくれているし、剛のことを気に入っている。


でもさすがに、二人きりで過ごすとは言いづらい。


一つくらい、両親に隠し事をしてもかまわないかな・・・。



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