☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
そしてクリスマスイブ当日。


衣装ダンスを開けて、洋服選びをしようとしたとき、あの真紅のワンピースが目にとまった。


今年こそ、これを着よう。


そう思って、わたしは真紅のワンピースを手に取った。


普段着からワンピースに着替え、メイクをする。


耳には剛からもらったチューリップのイヤリングをつけ、首にはおそろいのネックレスをかけた。


紅いガーネットは、真紅のワンピースによく合う。




したくが整うと、わたしは美幸のために、クリスマスケーキをお供えし、美幸にお祈りした。


美幸、行ってきます。


おいしいクリスマスケーキを食べてね。




わたしはバッグを持って、家を出た。


剛のアパートに着き、彼の住まいのドアの前に立ち、ベルを鳴らした。


真紅のワンピースが派手すぎないか、ちょっと心配しつつ、どきどきしながら待っていると、剛がドアを開けてくれた。


「おっ、美里、すごいかわいい!!」


剛はわたしを見るなり、そう言った。


わたしは、剛がかわいいと言ってくれたので、嬉しくてたまらなかった。


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