☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
わたしは窓辺に座り、オルゴールを回した。


きらきらとした美しいメロディが鳴り始め、白い陶器の女の子がくるくると回り始める。


ほんの少しだけ開いた窓から入ってくるそよ風に揺られて、チャイムがきらめきながら、ときおり輝くような音を響かせる。



わたしはバッグの中からノートを取り出し、他のお供え物と一緒に窓辺に置いた。


そして引き出しの中からエコー写真を取り出し、写真を見つめながら、美幸に話しかけた。



美幸が天国に行ってしまってから、こんなに長い時間がたったね。


美幸は、天国で幸せに暮らしていますか?


お母さんは今日、美幸のことを書いた小説を書き終えました。


まず一番に、美幸が読んでね。


美幸のことを想いながら書いたから。


美幸、大好きだよ・・・。


ずっとずっと忘れないよ・・・。



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