☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~

朝起きて、朝ごはんを食べ、学校に通う、以前と変わらない生活。


一つだけ毎日の日課が増えた。


それは美幸にお祈りすること。




医者から許可が出たので、体育の授業も休まなくてすむようになった。


友達には妊娠のことも、中絶したことも話していない。


学校内でそのことを知っているのは、わたしとかっちゃんだけだ。




かっちゃんとの関係は、相変わらずぎくしゃくしたままだ。


中絶してから、デートは一度もしていない。


学校で顔を合わせても、お互いに何を話したらいいのかよく分からない。


かっちゃんの口から出る言葉はいつも


『ごめん。』


ただそれだけ。


でもわたしが言ってほしいのは、そんな言葉じゃない。



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