☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
放課後、帰り道が同じだったので、わたしは友達の利栄子と一緒に下校した。


利栄子とは中一のときからの友達だ。



「美里、最近、学校休んだり、体育の授業に出なかったり、しばらく具合悪そうだったけど、何かあったの?」


利栄子がたずねた。


「うん、ちょっとね・・・。」


わたしは曖昧な返事をした。


「もしかして病気?」


「ううん。病気ってわけじゃないけど・・・。」


「それならよかった。でももし何か悩みとかあったら、わたしに言ってね。わたしが聞いてあげるから。」


利栄子の言葉を聞いたとき、わたしは利栄子には、赤ちゃんのことを打ち明けてもいいかもしれないと思った。


利栄子はわりと慎重なタイプだ。


他の子に話がもれることはないだろう。


それに利栄子は友達として信用できる。


だから利栄子には話そうかな。


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