☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
白い紙の上に黒い太字のマジックで書かれた文字。


『中絶女』


そう書かれていた。



一体誰が?


どうして?
 

わたしが中絶したことを知っているのは、わたしとかっちゃん、それに利栄子だけ・・・。


もしかして利栄子・・・?


まさか、利栄子なの・・・?


でもどうして・・・?



わたしは紙をぐしゃぐしゃに丸めると、利栄子の机に近づいた。


利栄子は女子たち数人と楽しげにぺちゃくちゃしゃべっている。


わたしが近づいてくると、女の子たちはいっせいにおしゃべりをやめた。


< 82 / 392 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop