CLORVER❦星幻想曲❦

「そうか助かったベクリア」

「はいラスティ様のお頼みでしたら」

ベクリアは一礼した

白い羽が集う天界の中心部である神殿に入ったラスティはスタスタと聖なる泉へと歩いて行った

ラスティの姿を見た他の天使達は恐れをなして隠れ始めた

だがそんな事くらいで動じないラスティは平静な表情で神殿の中を歩いている

いや、むしろこういう避けられ方には慣れているからでもあるだろう

泉の噴水に腰掛けていた1人の一際美しい凛とした表情の天使はゆっくり振り向いてラスティを見た

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