CLORVER❦星幻想曲❦
「何か絶対何処かで聞いた曲なんだよ!だけどそれが何時何処で誰に聞いた曲かが思い出せないんだ…」
「成る程ね」とファニーは壁に寄り掛かった
「それってさ本当は元から忘れなくちゃならない曲だったとかって言うのもあるんじゃない?」
「忘れなくちゃならない曲?」
蛍はファニーを見た
「あくまで僕の考えでしか語れないけど例えば思い出すと世界が壊れるとか誰かが消えるとか…だけどそれでも蛍は知らなくてはならなかった…いやむしろ知る権利があった例え忘れなくてはならない曲だったとしても…とかね」