CLORVER❦星幻想曲❦
「これは、そのような神通力を持った者を表す証でありお守りでもある。蛍君のお祖母様は蛍君が生まれる少し前からその事に気づいていたみたいだね、だからこのロザリオを私に預からせていたのだろう」
ロザリオを蛍に握らせた時コンコンと扉の向こうからシスターの声が聞こえた
「神父様、結婚式が始まります」
「今行くよ、先に詩の確認をしておいておくれ」
「分かりました」
シスターの階段を降りる音が聞こえる
「マグベイルさん、でも俺こんな事言うのは失礼だと思ってるんですけど、やっぱり信じられないです。俺にそんな力があるなんて話し」