CLORVER❦星幻想曲❦
いったい俺は夏休み中何回旅行する気なのだろうか?
キャリーバックをガラガラ引きながら蛍はMWと呼ばれるモンスターワールドと言う場所に来ていた…いや、実際には半ば無理矢理連れてこられていた
前を歩く先程の営業所の社員達の後を歩きながら蛍は頭をかいた
「もう少しで着きますよ蛍さん」とイヴが蛍の疲れを悟ったのか優しく励ました
「そうですか…それにしても結構歩いた気がするんですけど、皆体力凄いですね」
「モンスターですからね」
「あ、さいですか…そういえばそうでしたね」
蛍は「あははー」と頑張って笑顔を作って見せた