CLORVER❦星幻想曲❦

「えっと…確かこの辺に…あった!」

蛍は棚の上に置いていたロザリオを首にかけると部屋を出た

一階は階段降りるだけだから迷子にならなくてすむなと螺旋階段へ向かった時ふいにヴァイオリンの音が聞こえた

気になった蛍は惹かれるように音のする方に歩いて行った

ヴァイオリンは五階のベランダから聞こえた

窓が開いてある

蛍は何気なくひょこっと窓を覗いた

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