Lovers


「私!!だってずっと前からハヤトが好き」


鈍感な男が、驚いた顔で確認した。


「え?友達とかじゃなく……て?」

「当り前……。私、そんな尻軽女に見えるわけ?」


照れ笑いをしたハヤトがキスの合間につぶやいた。


「見えねーよな。普通……」

「当り前よ……」

「てか……ナナ、着やせするんだな」

「え?」

「いや、昨日驚いた」


手にさえ触れることができなかったハヤトの手の平が、ブラウスの上からおもむろに胸に触れた。


「ちょっと!!」

「すげ」

「もう!!ちょっと我慢してよッ。夜まで」

「……できねー……。だってナナ、俺のもんだし」

「あ……ちょ……」

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