Lovers
「やだよッ。そんなの。私はヤスマサくんとしか考えられないもん」
「ふーん。じゃあ、山本に慣れてきてもらえばいいじゃん。どっかで経験豊富な女と訓練してきてもらうとか」
「エイコの……ばかーっ!!」
それはもっと!!!もっと!!!!!!いやッ。
「コナツかわいいッッ。私が教えてあげたい!」
そう言ってエイコが私をぎゅっと抱きしめた。
いい香り。
ふくよかな胸。
……大人だ。
エイコの彼氏は24歳。
なんと、3年前、エイコと私が14歳のとき、年を偽って興味本位で一緒に潜入した系列大学の学食のテーブルで前にたまたま座ってた人。
そこになぜ潜入したのかと言えば、『学食って安くておいしいらしい』というたったそれだけの理由。
今でもあの時の光景をはっきり覚えている。