Lovers
「ねぇ……。それで、エイコも初めてのときは痛かったの?」
結局言葉で聞いてしまった。
聞きたくても聞けなかったというか、親友でも聞いちゃいけないような気がしたその部分。
少しクスって笑ったエイコは優しい声で答えてくれた。
「痛かったといえば痛かったけど……。そうでもなかったかな」
「え……?」
やっぱり二人が初めて同士だから?
やっぱり私の身体が変?
答えがでない。
そんな私の耳元でエイコが色っぽい声で言った。
「エイゴがありえないくらいたっぷり濡らしてくれてたから」
「!!!!!!!!!」
頭の中は悶々としたまま午後の授業がはじまってしまった。
やっぱり初めて同士ってだめなのかな。
じゃあヤスマサくんと私じゃ、一生そういうことできないんじゃ……。