Lovers
昼休みからそんな不安を感じながら、いつも通りヤスマサくんの野球部が終わるのを教室で課題をしながら待っていた。
「コナツ、おまたせ」
「うん」
帰り道、いつも私の荷物を『トレーニングになるから』と言ってもってくれて、手をつないで帰る。
途中で何度も人目を見計らってキスをする。
優しい触れるだけのキスを帰り道で何度もしたあと、私の家の最後の角を曲がる前に、ヤスマサくんは全部の荷物をその場に置いて、ぎゅっと抱きしめてくれながら、少しだけ……濃厚なキスをする。
もうキスの数は数えきれない。
初めてしたのは1年生のときのクリスマス。
それからたくさんのキスをした。
こんな風にキスをするたび、もっともっとって思うのに、うまくいかない。
だけどまた挑戦するんだ。
だって大好きなんだもん。
ヤスマサくんは男の子だもん。
やっぱり、喜ばせてあげたい。
「ヤスマサくん……少しだけ部屋に来てほしい」
「え……?」
「昨日……の続き……やっぱりちゃんと」
私の言葉を途中で遮って、ヤスマサくんが言った。
「コナツ、今週末は遊園地行こうよ」
「え?……うん!!」
結局話題がそれたまま、また手をつないで私の家の前まで歩いて行くと、あっさりとヤスマサくんが言った。
「じゃあ、コナツ。おやすみ」
「え……」
部屋に来てほしいって誘ったのに。
「コナツ、おまたせ」
「うん」
帰り道、いつも私の荷物を『トレーニングになるから』と言ってもってくれて、手をつないで帰る。
途中で何度も人目を見計らってキスをする。
優しい触れるだけのキスを帰り道で何度もしたあと、私の家の最後の角を曲がる前に、ヤスマサくんは全部の荷物をその場に置いて、ぎゅっと抱きしめてくれながら、少しだけ……濃厚なキスをする。
もうキスの数は数えきれない。
初めてしたのは1年生のときのクリスマス。
それからたくさんのキスをした。
こんな風にキスをするたび、もっともっとって思うのに、うまくいかない。
だけどまた挑戦するんだ。
だって大好きなんだもん。
ヤスマサくんは男の子だもん。
やっぱり、喜ばせてあげたい。
「ヤスマサくん……少しだけ部屋に来てほしい」
「え……?」
「昨日……の続き……やっぱりちゃんと」
私の言葉を途中で遮って、ヤスマサくんが言った。
「コナツ、今週末は遊園地行こうよ」
「え?……うん!!」
結局話題がそれたまま、また手をつないで私の家の前まで歩いて行くと、あっさりとヤスマサくんが言った。
「じゃあ、コナツ。おやすみ」
「え……」
部屋に来てほしいって誘ったのに。