Dear LoveYou...

「俺がホスト!?」

涼二が目の前で呆れたようにためいきをついた。

うっ
あたしだって、違うと思いたいよ。

「だって、涼二バイトしてないでしょ?ティファニーなんて買えるわけない」

涼二は肩をすくめると
つまんなそうに笑った。

「それは、姉貴がティファニーで働いてて安くしてくれたから。言いたくなかったんだけどなあ。なんかかっこわるいじゃん?安く買ったなんて」

あたしは声をあげた
「ううん!!その方がいいよ!!ティファニーなんかもらっちゃって、つけるの気が重くなっちゃってたの!!そんな高いものつけられない!!だから、よかったあ!!」

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